初めての海外 オレゴン その1 |
私の初めての海外旅行は突然に決まった。 知り合いの方の娘さんがオレゴン州セーラムにホームステイも含めて二週間の旅行に行くことになり、一人では心配だからとご両親から私に一緒に行くように頼まれたのが始まりだった。 初めての海外旅行でしかもホームステイ。結構緊張した。とにかくパスポートを申請し、ツアーの申込みをすませた。 この旅行は川越市とセーラムが姉妹都市であることから企画されたツアーで、現地での慰問的なイベントもあり、ホームステイということで事前に語学研修も何回か行われた。米ドルはいくら持っていけばいいか、トラベラーズチェックはいくら用意しようか。いろいろと悩みながら準備した記憶がある。 期間が長いので服は下着も含めて4~5日分を洗濯することになる。そのほか様々な薬なども用意した。準備万端のはずなのだがどうしても何か忘れていないかと、不安になる。ただ、一人での旅行ではないので困ったときには仲間に助けてもらえるだろうという安心感もあった。 そして1992年8月18日、重いスーツケースを持ち、電車を乗り継ぎスカイライナーで成田空港へ向かった。空港で集合し、ノース○エスト機に乗り込む。初めての飛行機だ。かなり緊張した。飛行機が飛び立ち、水平飛行になるまでが長く感じられた。 ゴーという、飛行機が飛ぶ時の音が結構うるさく感じられた。落ち着かない。なかなか眠れなかったし、食事の時間も日常とずれる上に、ほとんど座りっぱなしでお腹もなかなか空かなかった。食事を残して客室乗務員に英語で「何で残すの!」と怒られたことは今でもよく覚えている。時々気流の関係で揺れたときも、少し気分が悪くなってしまった。だからようやくシアトル空港に着いたときは心の底からほっとした。 しかし、入国審査でまた一つ苦労が・・・。今回のツアーは川越市とセーラムとの親善のためのツアーでもあり、川越に済んでいない私がなぜ参加しているのかと聞かれ、うまく答えられずに苦労した。最後は管理官の人もあきらめたのかOKと言ってもらえたのでホッとした。 現地は午前10時前。飛行機であまり眠れなかったのでボーっとした頭でバスに乗り込み市内観光が始まった。まだ飛行機に乗っている間の揺れるような感覚が残っていた。それにしても景色の広大さと、特に道の広さにびっくりした。片側4車線。バスの窓から見える景色も日本とは全く違う。感心しながら何枚も写真を撮った。 何枚か取ったうちの一枚。 この日はパイクマーケットなどを観光した後、クリッパー船でカナダのビクトリアシティに向かった。ビクトリアシティではちょうどフェスティバルが開かれていたようで、州議事堂の前に人が大勢集まっていた。特に暗くなってからはライトアップと相まってにぎやかな夜になった。けれども自分は旅の疲れもあって早々と眠ってしまった。 フェスティバル |
by KEIN3RD
| 2005-08-23 15:13
| オレゴン旅行記
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