薬剤師泣かせ? |
最近、ジェネリック医薬品がいろいろと出回っています。そこで問題なのが、薬品名です。 何でって? それは、先発品はそれぞれいわれを持っていて比較的わかりやすい名前なのですが、後発医薬品の大多数(だと思うけど)は成分名を医薬品名にしているからです。 たとえばセフカペンピボキシル塩酸塩錠100mg「○○」(○○のところには通常製薬会社の名称または略称がカタカナやアルファベットで入ります。)とかセフポドキシムプロキセチル錠100mg「○○」(同上)とか、(余談ですが、この二つの薬はもちろん別の薬なのですが名前が似ていて勘違いする人もいました。)とかトスフロキサシントシル酸塩錠150mg「○○」とか・・・。 何が困るかって患者さんに服薬指導するときにどうしてもつっかえてしまうのです。よく用いられる薬だと少しはすらすらと言えるようになったのですが、まだ、私は「セフポドキシムプロキセチル錠」がうまく言えません。ついこの薬といいながら薬袋や薬情を指さしてしまいます。先日問屋さんに電話で薬を発注する際には、こちらは何とか薬品名を言えたのですが(そうでないと注文できないので)問屋さんの電話口の人は私などよりももっと言う機会は多いはずなのに薬の名前を言い間違えていました。(こちらが言った薬品名を復唱する際ではなく在庫確認できたことを伝える際だったのですが・・・。) 成分名だと覚えやすく間違えにくいのはいいのですが、口にするのは結構大変です。それに成分名+用量+メーカー名だとそのメーカー名をうっかり間違えてレセコンに入力してしまい訂正することもたまにあります。 複数の薬を処方された患者さんも、先発品と後発品の対応がすぐにはわからないのではないかと心配になってしまいます。 |
by kein3rd
| 2010-11-08 11:23
| 日常
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