ウイルス感染 |
副業の仕事先の「給与管理」ソフトを使用しているPCがウィルスに感染したと言われました。 それも給料日直前に・・・。 聞くと、それまでセキュリティソフトなど入れたこともないなどと豪語されました。(T_T) 私は自分が保険代理店を経営しています。サイバーリスクの保険を今勉強中なのですが、まさかこんなに身近なところでオーソドックスなウイルス感染事例を経験するとは思いも寄りませんでした。 何とか手作業でPCは復旧させたと言っていますが、一抹の不安も有ります。それでもアンチウイルスソフトは入れないのかと・・・。 まあ、給料はとりあえず支払ってもらったからいいようなものの、金額は正確ではないので後で補正(多くても少なくても)すると言われました。つまり、多すぎたら後で返せと・・・。(/_;) ところで今サイバーリスクについて勉強していて思ったのは、 1サイバーリスクは法人だけのことではない。 個人のPCだから攻撃されないとはいえない。それどころか個人のPCを勝手に使って別の企業などへの攻撃に使われてしまう事も増えているそうです。 2防衛手段は完璧なものはない。 サイバーリスクへの対策のうち、装置を用いる方法はいくつかあります。 たとえば、UTMと呼ばれる、インターネットに繋がる最も先端(ルーターなどの前)につなげる装置で、アンチウィルス機能の他、スパムなどの排除、危険なサイトへの接続の禁止などを行う装置などです。ただ、これは当然ウイルス定義などリスクの情報を常に更新しなければならず、結構コストがかかります。(月1万円以上)個人や小さな会社では結構きつい額ではないでしょうか。 他にはセキュリティルーターつまり通常のルーターにセキュリティに関する機能を持たせたものも有ります。こちらは何種類かあって、UTMよりはコストも安くなっています。ただ、こちらでも購入価格に組み込まれていることが多いと思いますが、ウイルス情報などの頻繁な更新は必要です。更にセキュリティールーターは機能をフルに使おうとすると、かなりのスキルがいるみたいです。 そして、UTMにしろ、セキュリティールーターにしろ、それで絶対にサイバーリスクをシャットアウトできるというものではありません。まだ対策の講じられていないリスクに対しては、無力とはいえないものの、攻撃によって被害を被るリスクは有ります。 3保険で対策を講じられるのは、多分法人だけ 気になって先日保険会社に問い合わせてみたのですが、「日常生活賠償保険(特約)」でサイバーリスクへの対応ができるか聞いてました。自分のPCがサイバー攻撃を受けるなどした場合で、自分のPCやデータなどは元々賠償の対象ではないのでどうにもならないのですが、友人等の「個人情報」が漏洩し、「賠償責任」が発生したら、「個人賠」で補償できるのかと聞いてみたのです。 その回答は、そもそもPCがサイバー攻撃などを受け個人情報が漏洩するケースは「日常生活の範疇」外とのことで、補償の対象にはならないというものでした。もちろん、保険会社によっては異なる見解のところもあるかもしれません。気になる方は、取引のある保険会社に聞いてみて下さい。 つづく |
by KEIN3RD
| 2018-05-25 16:27
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